北海道で鳥インフル 52万羽処分、エミューからも

北海道は16日、白老町の養鶏場で致死率の高い高病原性とみられる鳥インフルエンザの感染を確認したと発表した。道はこの養鶏場で飼育する鶏約52万羽を殺処分。道内の養鶏場で感染が確認されたのは今季初めてとなる。網走市の農場では大型の鳥エミューの感染も確認された。
 道によると、養鶏場から死んでいる鶏が増加しているとの通報が家畜保健衛生所にあった。簡易検査で陽性を確認し、その後の遺伝子検査で高病原性の可能性が高いことが判明。農場ではエミュー約500羽、鶏約100羽を飼育しており、殺処分を始めた。農林水産省によると、エミューの感染が確認されたのは国内初。
 道は、養鶏場と農場のそれぞれ半径3キロ以内を、鶏などの移動を禁止する「移動制限区域」に設定した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022041600209&;g=eco