ダイアモンド・マルチメディア・システムズは米S3のMP3プレーヤー「Rio 600」の日本語版を8月下旬より発売すると発表した。価格はオープンプライスで、実売価格は1万9800円程度になる見込み。Windows 98/2000およびMac OS 8.6以降に対応。標準で32MBのメモリを内蔵する。
Rio 600は高い拡張性を持ったMP3プレーヤー。標準でMP3とWMA(Windows Media Audio)に対応し、ファームウェアを書き換えることでAACやAudibleなどのオーディオフォーマットや、Intertrust社の著作権保護技術Metatrustに対応させることが可能。また、出荷時は英語表示のみだが、発売とほぼ同時期に日本語版のファームウェアが公開される予定。
Rio 600の本体背面には拡張スロットが用意され、拡張メモリや各種スロットなどのモジュールを追加することができる。スロットとしては、SD/MMCスロット、マイクロドライブスロット(CFへの対応は未定)のほか、最大15時間の収録が可能な光ディスクDataPlayスロットなどの発売が予定されている。それぞれの拡張モジュールはメディアに見合った充電池を内蔵する。
Rio 600のオプションとしては、充電池内蔵の拡張メモリ「32MBバック・パック」(1万1000円)、「カー・ステレオ・カセット・アダプタ」(2500円)、オレンジ・赤・白の3色の「Rio 600 Toneフェイスプレートパック」(3000円)、FMチューナー内蔵のLCD付きリモコン「FMチューナー付属リモートコントローラ」(3900円)、Rio 500とそのアクセサリを収納する「トラベル・ケース」(2800円)、シルバーのフェイスプレートとキャリングケース、リモコンをセットにした「Rio 600アップグレード・キット」(3600円)が本体と同時期に発売される予定。
エンコードおよび転送ソフトとしては、Windows向けの「Rio Audio Manager 日本語版」と、Mac OS向けの「SoundJam MP for Rio 日本語版」が付属する。Rio Audio ManagerにはMP3およびWMAのエンコード機能のほか、エンコードされた音楽データをオーディオCDとしてCD-Rに焼く機能もある。Mac OS向けのSoudJam MP for Rioでは現在のところWMAファイルを扱うことはできないが、今後なんらかの方法で対応するという。