https://www.fnn.jp/articles/-/346194

専門家によると、「子宮頸がん」を防ぐHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンは、「肛門がん」「中咽頭がん」なども予防する。
特に、この子宮頸がんは若い女性に多い病気で、日本では非常に多い。かかっている人は上皮内がんを含めると年間約3万5千人。その中でも子宮を失う浸潤がんは約1万人。約4千人もの人が毎年命を落としている。

先進国では患者が減少している中、日本は逆に増加傾向だ。その理由は、ワクチンと検診の組み合わせでほぼ完全に予防できるにもかかわらず、日本ではできていないからだ。
特に、ワクチンは世界100ヵ国以上で公的に予防接種され、イギリスなどは約8割の接種率だが、日本はグラフのように低い。それは、かつてワクチンの副反応が問題になったからだ。