総務省の最新の『労働力調査』によると、2,000万人を超える非正規社員がいます。そのなかには、積極的に非正規社員を選んでいる人もいれば、仕方なく非正規社員という人までさまざま。しかし「仕方なく……」という人は、やはり正社員との給与差が気になるところ。みていきましょう。

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非正規社員…全国で2,000万人強
総務省『労働力調査』(2021年)によると、非正規社員は2,064万人で、雇用者全体が5,620万人(役員除く)に占める割合は36.7%でした。おおよそ3人に1人以上は非正規社員ということになります。

さらに細かくみていくと、パート・アルバイトが1,455万人、契約社員・嘱託社員が388万人、派遣社員が140万人。

年齢、男女別にみていくと、男性では若年層と高齢者層でパート・アルバイトが多く、また55〜64歳で契約・嘱託社員が多くなります。60歳で定年退職を迎えたのち、雇用形態を変えて再雇用というケースが多いためと考えられます。一方女性は、45〜54歳をピークに山型を描いています。結婚・出産を経て仕事に復帰する際、正社員よりもフレキシブルな働き方ができる非正規社員をあえて選んでいる人が多いと推測されます。