ゲーム配信プラットフォーム・Steamの調査で、ゲーマーのWindows 11採用速度がWindows 10の約半分の遅さであることが指摘されていますが、新たにIT資産管理ソフトウェアを展開するLansweeperによる1000万台規模の調査により、Windows 11の普及率はWindows7どころかWindows XPすら下回っていることが明らかになりました。

Lansweeperが2022年4月に行った調査によると、Windows OSでもっとも普及しているのはWindows 10で80.34%。Windows 11はわずか1.44%で、Windows 8(1.99%)やWindows 7(4.70%)どころか、20年前のOSであるWindows XP(1.71%)すら下回ったとのこと。
なお、Windows Vistaは0.04%、Windows 2000は0.15%で、このほかWindows Serverシリーズで合計9.15%だったそうです。
以下はその割合を示したインフォグラフィックで、OS名の後ろに赤い印がついているものはすでにサポートが切れています。

Lansweeperは、一般消費者向け端末に比べて、ビジネス向け端末で導入が遅れていることを指摘しています。

60万カ所以上の組織で3000万台以上の端末を調べたところ、CPUがWindows 11の要件を満たしていたのは全体の44.4%で、55.6%は要件を満たしていませんでした。

MicrosoftはWindows 11への移行をスムーズに行うための互換性チェックツールを提供していますが、そもそもIT資産の状態を把握できていないのであれば、手動でチェックを進めることは時間の無駄でしかない、とLansweeperは指摘しています。

https://gigazine.net/news/20220417-windows-11-adoption-rate/
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