ハワイ上空にナゾの渦巻き 回転しながら移動、星空ライブカメラ撮影

 ハワイ最高峰のマウナケア山頂で17日午前5時ごろ(日本時間18日午前0時ごろ)、夜明け前の空に渦巻き状の光が現れた。渦巻きは青白い色で、ゆっくりと回転したり、雲に隠れたりしながら東方向に移動し、約5分後に消えていった。ナゾの現象の一部始終が、国立天文台すばる望遠鏡に朝日新聞が設置している星空カメラに映っていた。

映像では、渦巻きは午前5時4分ごろ、西の方向から画面に入ってきた(https://youtu.be/9dvI2zAA8vY)。蚊取り線香や銀河のような形で、少なくとも数回転はしている「腕」が見えた。全体を包み込むように、眉のような大きな薄い光に包まれていた。

 星空カメラは、標高4200メートルという世界有数の天文観測地の星空をライブ配信するため、国立天文台の協力を経て朝日新聞宇宙部が設置しているもの。山頂には世界の天文台が集まっており、渦巻きを包む光全体の大きさは、鏡の直径が10メートルという米ケック望遠鏡の巨大なドームに引けを取らないくらいの大きさに映っていた。

 ナゾの渦巻きの出現に、視聴者は「びっくり。宇宙にはまだまだわからないことがいっぱいです」「何度見ても不思議」「ドローン? UFO?」などと驚いていた。
https://www.asahi.com/sp/articles/ASQ4L5DG5Q4LULEI005.html
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20220418001503_comm.jpg