海岸に漂着のイルカ死ぬ、押し戻して一緒に泳いだり乗ろうとした人物の情報も 米


米テキサス州の海岸にイルカが打ち上げられ、死んでいるのが見つかった。
地元の海洋哺乳類保護団体によると、衰弱していたこのイルカを海水浴客が海に押し戻し、一緒に泳いだり上に乗ったりしようとしていたとの報告が寄せられていた。
「イルカはやがてビーチに打ち上げられ、そこでも集まった人たちにいじめられて、救助隊が現場に到着する前に死んだ」。保護団体はフェイスブックでそう伝えている。

同州キンタナビーチ郡公園当局によると、イルカは10日夕、ヒューストン南郊の海岸に打ち上げられた。
ブラゾリア郡によれば、一般の人をイルカに近づかせないようにしてほしいと公園局に通報があったが、係員が現場に到着した時には、イルカは既に息を引き取っていた。
キンタナビーチ郡公園当局は、「その時までには犯人たちはとうにどこかへ行ってしまい、動物は死んでいた」と説明、この出来事を「悲劇」と形容した。
イルカは解剖を行って、打ち上げられた原因を調査する。

保護団体は、打ち上げられたイルカやクジラを見かけても、触れたり一緒に泳いだり、海へ押し戻そうとしたりしてはいけないと呼びかけている。
野生の海洋哺乳類に餌を与えたり干渉したりすることは、海洋哺乳類保護法で禁止されており、米海洋大気局(NOAA)は、50ヤード(約45.7メートル)以上近づかないよう勧告している。
NOAAは、今回のイルカの死に関する情報を求めていることを明らかにした。
https://www.cnn.co.jp/storage/2022/04/18/c3be041e44bf9a81e141585828f3cb19/t/768/432/d/220416094514-stranded-dolphin-dies-texas-super-169.jpg
https://www.cnn.co.jp/usa/35186447.html