ベトナム公安省捜査警察機関は14日、外務省のトー・アン・ズン次官を収賄容疑で逮捕した。2022/04/18(月)

新型コロナウイルスの流行で国際定期旅客便の運航が停止されていた2020年春以降の特別帰国便の運航をめぐり、チケットを高値に設定する便宜を図った見返りとして、業者などから賄賂を受け取った疑いが持たれている。同日付地元各紙が伝えた。

地元メディアの「ヌオイラオドン(労働者)」によると、ズン氏は今年1月に駐日大使兼駐マーシャル諸島大使に内定していた。

この事件では、1月28日に外務省のグエン・チ・ホン・ラン領事局長とその部下3人や公安省、保健省の複数の幹部らが同じ容疑で逮捕されており、捜査警察機関が捜査対象を広げていた。

ズン次官の逮捕とほぼ同じタイミングで、旅行会社アンビン・トレーディングのグエン・ディエウ・モ会長、保健省の専門家ファム・チュン・キエン氏、入国管理局の元役員のブー・アン・チュアン氏も逮捕された。

https://www.nna.jp/news/show/2324609