静岡「新茶初取引」で史上最高値、1キロ196万8000円

 静岡市葵区の静岡茶市場で18日、新茶シーズンの到来を告げる「新茶初取引」が行われ、今月発足した静岡県沼津市の「JAふじ伊豆」が出品した同県富士宮市産の手摘みの手もみ茶に、1キロ当たり196万8000円の史上最高値が付いた。

 JAふじ伊豆は県東部の8農協の合併で誕生しており、前年の最高値に「88万8000円」を上乗せするご祝儀商いで、初取引が成立した。職員の松本裕平さん(32)は「生育期に天候に恵まれ、見た目も香りも昨年より良い」と話した。
 同県の新茶は、先週末からの雨で摘み取り量が限られ、この日の取引量は1763キロと前年の半量程度。平均価格は前年比873円高の1キロ当たり5080円だった。場内では、関係者ら400人が茶葉の手触りや香りなどを確かめ、取引が成立するたびに手拍子が鳴り響いた。
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