──首都キーウ近郊が占領から解放され、ウクライナの人々は5週間ぶりに我が家へ。だが、数週間居座ったとみられるロシア兵によって、家は無残に荒らされ爆薬さえ仕掛けられていた
ロシア軍が撤退した地域の民家から、地雷や仕掛け線など、帰還後の住民をねらった罠が発見されている。デニス・モナスティルスキー内相は地元TV局に対し、「占領者は、宿泊したあらゆる家に仕掛け線を残した可能性があります」と述べた。英タイムズ紙などが報じた。
仕掛け線とは、見えにくいワイヤーを地面すれすれに張ったものだ。気づかずに踏むなどして衝撃を加えると、結び付けられた爆発物が作動する。民家の玄関前の階段やフェンスなどから仕掛け線がみつかっており、帰宅した避難民をねらった罠とみられる。
モナスティルスキー内相は、なかには洗濯機に罠が張られており、使用時に爆弾が作動するよう細工されていた例もあったと明かしている。仏メディアの『ユーラクティブ』は、「不幸なことに、自宅周辺あるいは宅内の冷蔵庫や洗濯機などに設置された爆薬と地雷により、命を落とす人々が後を絶たない」と報じた。
英サン紙も、「即席で作られた爆弾」が「玄関口、洗濯機、車の窓、そして病院のベッドの下からさえも」発見されたと伝えている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8f5a5b0cbcc3ba6e1af294f353d6576155385bd