【上海共同】新型コロナ対策のロックダウン(都市封鎖)が長引く中国上海市で、自殺者が相次いでいる。
長期にわたって自宅から出られずに抑うつ状態の人が増えているとみられる。医療機関に診察を拒否され命を絶った男性も。
3月28日の封鎖開始から4月19日までに17人の感染者が死亡したが、これを上回るとの見方もあり、政府への批判は日増しに高まっている。

 「診察できない。中は全て陽性患者だ」。上海の楽団員、陳順平さん(71)は激しい腹痛に襲われて病院に駆け付けたが、診察を拒否された。
帰宅後に嘔吐を繰り返し、14日に自殺した。遺書には「痛みに耐えられなかった」とあった。

https://nordot.app/889459140702208000?c=39546741839462401