自民党安全保障調査会(会長=小野寺五典元防衛相)は20日、敵のミサイル拠点をたたく「敵基地攻撃能力」をめぐり、名称を変更した上で保有を提言する方針を固めた。21日の党会合で名称案を示す。
攻撃対象に敵のミサイル基地だけでなく「指揮統制機能」も含める方向だ。防衛費については5年以内にGDP(国内総生産)比2%以上を念頭に増額を目指す。党内の手続きを経て、近く岸田文雄首相に提言する。

20日に党本部で開かれた同調査会の幹部会には防衛相経験者らが参加。3日連続という異例の展開だったが、内容が固まった。

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