【北京共同】中国の習近平国家主席は21日、海南省で開かれている経済会合「博鰲アジアフォーラム」年次総会の式典でオンライン演説し、ウクライナ危機での米欧の対ロシア制裁を念頭に「一方的な制裁の乱用に反対する」と強調した。国家間の争いは対話による平和的解決が求められると述べた。中国が昨年申請した環太平洋連携協定(TPP)への加盟を「積極的に進めたい」と改めて意欲を示した。

ロシア寄りの姿勢を崩さないことで、米欧各国との距離感が広がるリスクがありそうだ。習氏は「冷戦思考は世界平和の枠組みを壊すだけで、捨てるべきだ」と述べた。
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