>>377
プロイセンでは一八五〇年に、小麦相場が一八四八-八一年の全期間をつうじて、
ほかに例のないほどの暴落ぶりをしめし、五〇キログラムあたり六マルク九一にまで下がった。
ところがこのときでさえ、自殺は一八四九年の一五二七から一七三六にふえ、
一三%増をしめしている。しかもそれは、小麦の安値がつづいたにもかかわらず、
一八五一、五二、五三年のあいだは増える一方であった。一八五八-五九年にかけては、
いま一つの新たな下落が起こった。しかし自殺は依然一八五七年の二〇三八から、
五八年には二一二六、そして五九年には二一四六に増加している

デュルケーム『自殺論』 中公文庫 宮島喬訳 第二編 社会的原因と社会的タイプ p294

たとえばデュルケームの自殺論でも
デフレと自殺の関係が示唆されてる
自殺と失業の相関は各国同じだよ