「韓国の多くの受験生と保護者は、「体育の授業は無駄だ」と思っていますが、まったく間違った考えです。
ハーバード大学では、試験期間ほど、さらに外に出て運動するよう奨励するのには理由があります。
「運動させる精神科医」としてよく知られているジョン・レイティー(Ratey・74)ハーバード医大精神医学科教授が韓国を再び訪れた。2年ぶりだ。
去る20日、彼に会ってコロナ以後学校日常回復のために何が重要なのか尋ねた。レイティは普段の持論通り「学校を以前のように戻すには体育授業の回復が何よりも重要だ」と強調した。
「コロナが壊したのは学生たちの体力だけではありません。学歴、情緒、社会的能力がすべて崩れました。これを回復する鍵は、体育の授業にあります。」
コロナで学生たちの体力が落ちてストレスが増えたのは世界的な現象だ。我が国も例外ではない。教育部学生健康体力評価(PAPS)結果を見ると、
全国の小・中・高校で「低体力」に分類される4・5等級の学生比率が2019年12.2%から昨年17.7%まで増えた。学力も落ちた。
2020年の国家レベルの学業成就度評価で、調査対象の中3と高2学生の基礎学力未達比率がすべての科目で増えたことが分かった。
去る2月には、コロナ以後に登校日数が少ない高校の下位圏学生が割合が多いという研究が出ていた。
レイティは「運動不足が学力にも影響を及ぼす可能性がある」とし、成績を上げるためにも運動が重要だとした。「運動しなければスマートになる」という話だ。
彼は「運動は脳細胞が新しい情報をすっと吸うように作ってくれる」と話した。呼吸する程度の運動をすると、脳に血と酸素が活発に供給され、
認知・記憶作用を担当する脳細胞の成長を助けるタンパク質が多く分泌されるということだ。
このような効果を見せた代表的な事例は、米国イリノイ州ネイパービル高校「0校時体育授業」実験だ。
1年間、学生に正規授業前1マイル(1.6q)ずつ走った後、授業を聞かせたところ、走らなかった学生より平均成績上昇率が2倍高かったということだ。
読書点数も17%向上したという。ハーバード大学で学生たちが毎週集まって走りをする「ハーバード・オン・ザ・ムーブ」(Harvard on the Move)キャンペーンが
10年以上続くのもこのような脈絡だ。レイティは「運動が学習効率を上げてストレスを減らすというのはハーバード大学では一般的な常識」と話した。
脳を覚醒させる運動で、レイティはランニングやストライプのような有酸素運動を最も推薦する。
しかし、学校体育の授業では、それより2〜4人ずつチームを作って運動する方が良いと言った。
体育の授業は、自己運動するのではなく、相互作用する時間でなければならないということだ。
「一緒に運動すれば、ルールを学び、配慮する方法を学ぶことができます。意欲と幸福を呼び起こすホルモンももっと多く生成されます。
こういう重要な体育授業時間、絶対「自習」してはいけません!
https://news.v.daum.net/v/20220423042842177