最後の砦 マリウポリ製鉄所は巨大な「地下要塞」

同製鉄所は欧州最大級の製鉄所の一つでソ連時代に建設された。地上の巨大な構造物に加え、地下にはいくつものシェルターやトンネルがつながっている。
もともとは設備のメンテナンスや機器を運ぶために建設されたという。

製鉄所関係者が米紙ニューヨーク・タイムズに語ったところによると、2014年に親露派武装勢力がマリウポリを攻撃した際も、作業員が製鉄所の地下に隠れたという。
その後も設備を管理し、最大4000人を収容できるように水や食料を備えてきたという。

露軍は改めて投降を呼びかけたが、ウクライナの部隊がトンネルを使ったゲリラ戦術で「長い期間、耐えるかもしれない」との分析も軍事専門家の間では出ている。

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