では日本では、どういう場合にライフジャケッを着用する必要があるのか(平常に航海時に)調べてみました。昨年(平成30年2月)法令が改正されて厳しくなっていました。

小型船舶(20トン未満)の乗船者全員に着用義務があり、違反した場合は船長に違反点数が付きます。「船室内にいる人」は着用対象外です。

例外とされるケースの一つとして「船長が定めた安全場所の範囲内にいる人」があり、「着用義務」から「着用に努める義務」に軽減されています。「高さ 75cm 以上のさく
欄その他の船外への転落を防止するための設備に囲まれた場所」が安全場所の要件になります。

内海の内航客船には19トンの船が多くありますが、上記のような例外処置によりライフジャケットなしでもOKとなっているようです。但し、「着用に努める義務」はあり、遵守
する必要があります。しかし、ほとんどの客船で「着用に努める義務」は果たされていない様に思います。