ひろゆき:こないだ実家に帰ったら知らない小学生から年賀状が来ていて、「楽して儲けたい」なんて内容が書いてあったんですよ。なんでそれを僕に言うの?って話なんですが、そもそも、世の中に「お金で一発逆転したい」という意識が強まっている気がしてて。
https://news.livedoor.com/article/detail/22060073/


大河内:なんか末期症状ですね……。「一発逆転」は、売り手が使うセールストークなのに、消費者側まで信じ込んじゃっているんですね。みんな、何か「人生の裏技」があると思っちゃっている。

◆「楽して儲けたい」と真剣に願う小学生

ひろゆき:仮想通貨で“億り人”が現れたあたりから、お金は地道に稼ぐものではなく、情報を持っていれば稼げるし儲かると考える人が増えた気はしますよね。ちょっとネットを見たら「秒で億を稼ぐ」という文字をそこらじゅうで目にするくらいですから。

大河内:そういう言葉を使わないとコンテンツが売れないんでしょうね。親がそういうコンテンツを見ていたら、同じタブレット画面を使っている子供とかは、広告が自動表示されて見るわけで。

ひろゆき:「お金は使わなければ貯まる」ではなく、「お金を使うほうが増える」と言うインフルエンサーもいますからね。だから「本や教材を買って」「オンラインサロンに入って」とか誘ったり。実際に買わなくても、「こういう教材があるなら成功している人がいる」と思い込むじゃないですか。「だったら賢い人に聞いたら裏技を教えてくれるのかも?」みたいな。そういうネット環境から「一発逆転思考」が生まれるのかなと。