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青森山田まさかの初失点、今季初黒星 黒田監督「1つのミスが響く悲劇感を味わった」

<高円宮杯U18プレミアリーグEAST:青森山田0−1JFAアカデミー福島>◇第4節◇24日◇青森山田高

青森山田が開幕4連勝を逃した。JFAアカデミー福島U−18に0−1で競り負け、今季公式戦初黒星。90分間を通してシュート5本にとどまり、数少ない決定機をものにできなかった。連続無失点試合も3でストップした。

まさかの失点だった。DF三橋春希(3年)が惜しいヘディングを放った直後の後半10分、数的優位から連係ミスを突かれ、ロングボールを起点に先制された。同点を目指し、何度もペナルティーエリアに進入。しかし、相手の好守に阻まれ、無得点のままタイムアップを迎えた。

市船橋(千葉)に2−0、東京U−18に1−0、大宮U−18に1−0と接戦を制し、しぶとく勝ち点3を積み上げてきた。初黒星に黒田剛監督(51)は「悪くても引き分けで終わらないといけなかった」と総括。「1つのミスが勝敗に大きく影響する悲劇感を生徒たちは味わったと思う。難しい試合が続くが、気持ちをリフレッシュしてもう1度挑みたい」と強調した。

キャプテンマークを巻いたMF中山竜之介(3年)は敗戦の責任を背負った。「ゲームキャプテンとしてまだまだ物足りず、チームに申し訳ないし、自分がもっとレベルアップしないといけない」。ミスが勝敗に直結し「全員に課題が多くある中で改善せず、ずるずるここまで来ているのは問題。今までやってきたことをすべて見直したい」と語気を強めた。

昨季はプレミアリーグEAST、全国総体、全国選手権と高校年代3冠を達成した。当時から大幅に選手が入れ替わったが「今年もああいう素晴らしい結果を求めてやっています」と常勝軍団継承を誓う。この日の結果が覆ることはないが、最後に笑うための1敗にする