定額料金で映像作品が見放題のビジネスモデルで、
急成長を続けてきた動画配信サービス。
コロナ禍の「巣ごもり」需要が追い風となっていたはずだが、
ここにきて異変が起きている。米動画配信サービス大手
Netflixの契約者数が、2022年第1四半期(1〜3月)の決算で
20万人減少し、株価も大きく下落した。
ネットフリックスの契約者数減少の背景には何があるのか。
日本でも“ネトフリ離れ”しているユーザーたちの声から、
それを探ってみよう。

■「2度の値上げで割高に感じるようになった」

「プレミアムプランだと月額1980円ですよね。
4K画質で視聴できるとはいえ、やっぱり他の動画サービスより割高感が強い。
ネットフリックスは、あれもこれも契約しすぎたサブスクを整理する際の筆頭候補でした」

そう語るのは、IT企業に勤務する20代男性・Aさんだ。
2015年に日本に上陸したネットフリックス。
当時、ベーシックプラン(SD画質)は650円、
スタンダードプラン(フルHD画質)は950円、
プレミアムプラン(4K画質)は1450円だった。
2018年と2021年の2度の価格改定で、
それぞれ990円、1490円、1980円になった。

Aさんはアマゾンプライムとともに、追加でネットフリックスに加入していた時期もあった。
アマゾンプライムの月額500円または年間4900円というコスパの良さが際立つ結果になったと語る。

「以前はベーシックプランも650円だったのに、今では1000円近くして、約1.5倍になっている。
アマゾンプライムも過去に値上げしたことはあるものの、コスパの良さは健在。
映像を見なくても、配送料が無料になるだけでありがたい。
オリジナル作品があるとはいえ、他にも観たいものがたくさんあるなかで、
僕はYouTube+アマゾンプライムで十分かなと」(Aさん)

https://news.yahoo.co.jp/articles/90de1c40f4175cc52583ec6160811f0bd05b7890?page=1