スマートフォンを購入するに当たって考えなければいけないことの一つが、ストレージ容量に関する問題です。今回は「スマホのストレージ容量、最低『何GB』必要だと思う?」というテーマについて考えてみましょう。

 近年のスマホはカメラ性能の大幅な向上により、美しい写真や動画が簡単に撮影できるようになりました。しかしその一方で必要なファイルサイズも増大。さらに大容量のビデオコンテンツやゲームアプリなどを本体にダウンロード保存して楽しみたいといったニーズも出てきています。

 もちろん、Appleの「iCloud」やGoogleの「Googleドライブ」などのクラウドストレージを契約することで、扱うデータ量を飛躍的に増やすことはできます。また、音楽ストリーミングなどデータを保存しない形でのサービス利用も進んできています。ただし、大容量ストレージを利用するには有料で購入する必要がありますし、そのぶん通信容量を消費するといった問題もあります。

 コンテンツだけでなく、スマホ端末側の変化も見てみましょう。歴代のiPhoneでは、iPhone 7までは32GBモデルをそろえていましたが、iPhone 8以降はすべて64GB以上に。さらに最新のiPhone 13シリーズでは、最低容量が128GBモデルからとなっています。

 Androidは、SDカードなどの外部ストレージで容量を拡張できるモデルが多かったのが強みでしたが、最近はその状況も変わりつつあります。たとえば、Googleが開発するPixelシリーズは一貫してSDカードスロットを搭載していません。

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