日本の植民地になった「昭和66年」のアメリカでゾンビと戦う中国産ゲーム『昭和米国物語』開発者インタビュー。全ての描写には意味がある、中国のスタジオにしか作れない“私たちの昭和”とは
元号が令和へと変わりすっかり定着しつつある2022年の年明け、穏やかな正月気分を引きずるインターネットの海にその映像は突如として現れた。
「カタナを振り回す、愚かなジャパンガールか…」の声に続き、流れ出すどこか聞き覚えのあるイントロ。違和感の正体を探る間もなく、すぐさまカットインされる衝撃的な架空の歴史。
「昭和66年、日本は強大な経済力でアメリカを植民地にした」という壮大な設定が提示されるとともに、郊外の車道やビルの立ち並ぶ都市といったアメリカの風景が次々と映し出されていく。
だがそこには日本の支配下による影響が随所に見られ、ハリウッドを象徴する屋外のサインは「NEO YOKOHAMA」の文字へと換わり、道路沿いには巨大な阿修羅像が突き刺さっている。
懐かしさと見慣れなさが混然とした“昭和アメリカ”の異様で圧倒的なまでの情報量の洪水は、数々の反応を生みつつネット上を駆け巡り、SNSを賑わす騒ぎとなった。
ほぼ無名の中国のスタジオによるタイトルながら、トレイラーの再生数は執筆時点で17万回以上を記録。世界中から注目を浴び、今もっともリリースが待望されている作品のひとつとなったのが、NEKCOM Entertainment(以下、NEKCOM)が開発するPS5/PS4/PC向けアクションRPG『昭和米国物語』だ。
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