この疑問を提示したのは、メリーランド大学ビジネススクールのデビッド・キルシュ教授である。彼は2013年から投稿が始まった一連のツイートを調査し、これがボットによるもので、テスラの株価を押し上げることに貢献したのではないかと結論付けている。
米ロサンゼルス・タイムズ紙の報道によれば、このツイートは2013年11月7日から8つのアカウント(すべてボットだと考えられている)によって開始され、その後7年間で合計3万件以上に達した。そのいずれも、テスラに対して好意的な意見を述べたものとなっている。
実はボットによる投稿が始まった2013年11月、テスラは同社のEVであるモデルSの発火事件が起きたことで、株価が大きく下落していた。そんなタイミングで開始されたボットのツイートは、その製作者が誰であれ、テスラの印象を改善しようという意図があったと考えられる。
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