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慶大理工学部・鈴木秀男教授が恒例「プロ野球のサービスに関する満足度調査」を発表。
調査は今年1月下旬に行われたが、球春の話題をさらった新庄新監督率いる日本ハムに対して、
ファンの反応は思いのほか冷ややかで、実際に開幕から主催試合の観客動員も12球団ワーストに低迷している。

今回の調査では2021年シーズンに1回以上、応援するチームのホーム球場で観戦した12球団のファン、
各110人余がインターネットで回答。チーム成績、選手、球場、ファンサービスなどの質問項目の総合評価により、
ファンの満足度のスコアが最も高くなったのは、3年連続でソフトバンクとなった。

鈴木教授は「8年ぶりにBクラスに沈んだこともあり、今回ソフトバンクはトップから落ちるかと思ったが、逆にスコアは前回より上がった。
ファンサービスや選手育成への評価が高く、順位が少々落ちるくらいではファンの支持は揺るがないようだ。
セ・リーグ最下位のDeNAも同様に、満足度は変わらず4位だった」と説明。

一方で「新庄監督の効果でもっと期待感が高まるかとみていたが、思いのほかファンはシビアだ」と驚きの低評価になったのが、
09年の調査開始以来最低の11位に沈んだ日本ハムだ。かつては地域密着のファンサービスと生え抜きスターの育成で、
ファン満足度5年連続トップを達成。球界の新時代を象徴する球団となったが、長引く成績低迷とチームの魅力低下で離れたファンの心は、
BIGBOSSの帰還という起爆剤でも引き戻せなかった。「そのチームの監督は良い」という設問でも、日本ハムは10位止まり。
せっかく新調したユニホームも、監督自らダメ出しした通りファンにも不評で、12球団ワーストの評価に沈んだ。