映像作家の庵野秀明氏は4月28日、芸術文化分野などで優れた業績を挙げた方に送られる「紫綬褒章」を受章した。

 庵野秀明氏は、アニメ「ふしぎの海のナディア」や「新世紀エヴァンゲリオン」などを手掛けた映像作家。
アニメのみならず、映画「キューティーハニー」や「シン・ゴジラ」などの実写・特撮作品も手掛けるなど、幅広い分野において活躍している。

 今回、庵野秀明氏が「科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分野における
優れた業績を挙げた方」に送られる紫綬褒章を受章した。庵野氏はコメントで「勲章と言えば1966年の『ロボタンの歌』が
真っ先に思い浮かぶ」と、アニメオタクらしさを覗かせながら、妻や友人、作品のキャスト、そしてファンに感謝の言葉を述べた。

【庵野秀明氏のコメント】
文化庁の方から御連絡を頂くまで勲章と褒章の区別も曖昧で、勲章と言えば1966年の「ロボタンの歌」と「ロボタンマーチ」が
真っ先に浮かんでしまう、如何しようもないオタクな自分が、この様な名誉をいただいて良いものか戸惑いましたが、
他界した両親と祖母が喜ぶかと思い、ありがたくお受けすることにしました。

 この様な褒章を頂けるのも、妻や友人、映像関係のスタッフやキャスト、そしてアニメや特撮を
支えて下さっているファンの皆様のお陰です。有り難う御座います。これからもアニメや特撮文化に御恩返し
出来る様、面白いアニメや特撮映像作りに携わり、アーカイブ事業を推し進めていこうと思います。

 よろしくお願いします。
https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1406371.html