中堅塗料メーカーの神東塗料(兵庫県尼崎市)は28日、水道管用塗料における一連の品質不正問題で、
水道管用とは別の工業用塗料など計552点でも不正が行われていたことを明らかにした。
顧客に求められた検査をしなかったり、検査結果を偽ったりしていた。
全製品中の約15%に該当し、不正は計467件に上った。
同社はこの日、調査報告書を公表。不正の原因について、技術部門は人事異動の機会が限られ、
長期間にわたって一部の担当者に開発が任されていたことなどを上げた。
この問題を受け、同社は高沢社長の役員報酬を5月から2カ月間、50%減額するなどの社内処分を実施すると明らかにした。
同日、尼崎市内で記者会見した同社の高沢聡社長は「多大なご迷惑をおかけし心からおわび申し上げる。
明らかになった一連の行為は弁解の余地もなく、許されるものでもない。是が非でも不正に走らない会社に生まれ変わるため、
必死に取り組む」と謝罪した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/19d8af9f5ab4273f144d954f3034e0d02f58f3d3