ネットカフェを転々、盗んだ自転車に乗って犯行…埼玉など1都2県で車上狙い 容疑で男を追送検/大宮署

大宮署は28日までに、窃盗の疑いで、住所不定、無職の男(44)=窃盗罪で公判中=をさいたま地検に追送検した。同署は埼玉など1都2県で発生した窃盗事件など55件(被害総額478万7千円相当)を確認。うち51件(同437万1千円相当)を追送検し、捜査を終結した。

 追送検容疑は、2017年5月22日~昨年11月3日、さいたま市大宮区などの駐車場など51カ所で、現金計約212万4千円とハンドバッグなど535点(計約224万7千円相当)を盗んだ疑い。

 同署によると、昨年6月から県南部で、主に路上駐車している無施錠の車中から財布などが盗まれる事件が散発。付近の防犯カメラの映像から男を特定し、同11月3日に車上狙いの疑いで男を逮捕した。
その後、供述や証拠品などから3件の窃盗の容疑で追送検していた。男は同市大宮区や北区、川口市など県内を中心に東京、茨城で窃盗を繰り返し、車上狙いの他に自動車盗や自転車盗をしていた。インターネットカフェを転々としながら、盗んだ自転車に乗って犯行に及んでいたとみられている。容疑を認め、「生活費のために車上狙いを繰り返した」と供述しているという。

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