27日午後5時30分頃、兵庫県多可町加美区三谷の山中で、近くに住む無職高橋博幸さん(79)から「山菜採りをしていて、倒木でけがをした。動けない」と119番があった。駆けつけた消防隊員が林道近くで倒れていた高橋さんと妻の澄子さん(75)を発見。高橋さんは意識があったが、澄子さんは心肺停止状態で、2人は同日夜、搬送先の病院で死亡した。

県警西脇署の発表などによると、現場は植林地の斜面で、間引きをして切り倒された木が数本あり、2人のそばにも伐採された杉(直径約30センチ、長さ約10メートル)があったという。

同署は、何らかの原因で斜面を転がり落ちてきた木が高橋さん夫婦にぶつかった可能性があるとみて詳しく調べている。

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