タリバン支配地域に70億ドル相当の武器残る 米軍、昨夏の撤退で
米軍のアフガニスタン撤退をめぐり、昨年8月の米軍撤退後、米国が提供した70億ドル(約9千億円)超の兵器がアフガニスタンに残されていたことがわかった。
米CNNが27日、議会向けの国防総省の報告書の内容として報じた。
報告書によると、米国は2005年から昨年8月までに、アフガニスタン治安部隊に計186億ドル(約2兆3千億円)の兵器を提供した。
うち71億2千万ドル相当の航空機や弾薬、軍用車などが、現在イスラム主義勢力タリバンが支配するアフガニスタン国内に残されたという。
報告書は、残された兵器について「多くが、専門的な維持管理を必要としている」とも指摘している。
https://www.asahi.com/articles/ASQ4X41K5Q4XUHBI008.html