国後島の西、漂流者発見も見失う ロシア当局、1管に連絡

北海道・知床半島沖の観光船遭難事故で、第1管区海上保安本部(小樽)は29日、ロシアの国境警備局から「27日午後、国後島(北方領土、ロシア語名はクナシル)西の海域で、救命胴衣を着用した漂流者を警備艦が見つけたが、荒天で救助できず見失った」との連絡が翌28日にあったと明らかにした。

 漂流者は暗めの色の服を着ていたという。また日本人名義のキャッシュカードが入ったリュックサックも回収したと伝えられた。このカードの名義人は1管などがこれまでに発見、死亡が確認された14人のいずれかという。

 1管は「ロシアの警備艦も不明者を捜索する」と連絡があったことも明らかにした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c0d6c221be791f6570f1669f154c84f8ea0a2f60