インフレのしわ寄せは弱者に 社会保障増やせず進退きわまる日本
「円安」が進み、輸入する原油や小麦などの原材料価格が上がり、モノやサービスの値段が上がる「インフレ」が進んでいる。
賃金が上昇してモノがよく売れるわけでなく、所得は増えないなか、買えるものが減ってしまう。
インフレでも景気減速が進む、スタグフレーションと言われる。
「インフレ下で社会保障はカットできない。日本は進退きわまっている」と話すのは香取照幸・上智大学教授だ。
厚生労働省で介護保険の創設に携わり、年金局長などを歴任。「霞が関」屈指の切れ者と評された香取さんは、今の状況をどう見るのか。
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