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22年3月の賃貸マンション・アパート家賃相場 上昇率が高いのはどのエリア?

アットホームは、全国主要都市の「賃貸マンション・アパート募集家賃動向(2022年3月)」を発表した。1年の中でも入居者が多い3月。家賃の相場はどのような状況だったのか。

 調査対象は東京23区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県、札幌市、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の全10エリア。
平均募集家賃 マンションの傾向は
 マンションの平均募集家賃の上昇率が高かった地域を調べた。トップ3は、30平方メートル以下が千葉県、埼玉県、福岡市、30〜50平方メートルが埼玉県、千葉県、神奈川県、50〜70平方メートルが埼玉県、仙台市、神奈川県、70平方メートル超が札幌市、埼玉県、大阪市となった。

 特に埼玉県のマンション家賃の上昇が目立ち、全面積帯で1位か2位を獲得している
その他、東京都下・神奈川県・名古屋市が全面積帯で前年同月を上回った。

 特に大型ファミリー向きマンション(50〜70平方メートル)の家賃上昇が顕著で、福岡市を除く9エリアで前年同月を上回った。中でも東京都下・埼玉県・仙台市は15年1月以降の最高値を更新、札幌市では+17.6%と2桁の上昇率となった。
アパートの傾向は
 アパートの平均募集家賃の上昇率が高かったトップ3は、30平方メートル以下が福岡市、大阪市、神奈川県、30〜50平方メートルが福岡市、神奈川県、千葉県、50〜70平方メートルが大阪市、神奈川県、千葉県となった。

 アパートは、神奈川県・千葉県・大阪市・福岡市が全面積帯で前年同月を上回った。ファミリー向き(30〜50平方メートル)は名古屋市を除く9エリアで上昇し、6エリアでは15年1月以降最高値を更新した。

賃貸マンション・アパート募集家賃動向
 この調査は「不動産情報サイト アットホーム」で登録・公開された居住用賃貸マンション・アパートを対象に実施した(重複物件はユニーク化)。ここでいう「家賃」とは、入居者が1カ月に支払う「賃料+管理費・共益費など」のこと。