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トヨタが「スープラ」の一部仕様を変更 6段MT車も新たに設定

TOYOTA GAZOO Racingは2022年4月28日、スポーツカー「スープラ」の一部仕様変更を発表した。最新型の商談受け付けは同年夏ごろに始められ、同年秋ごろからデリバリーが開始される見込み。

今回の仕様変更では、シャシー性能をさらに熟成させて運動性能に磨きをかけるとともに、市場から強い要望のあったMT車を新たに設定した。変更内容の詳細は、以下のとおり。(1)ステアリングおよび足まわりの改良による、ハンドリング性能と乗り心地の改善(全グレード共通)
AVS(Adaptive Variable Suspension)の制御とショックアブソーバーの減衰特性のチューニングにより、ロールバランスおよび乗り心地を改善。
スタビライザーブッシュの特性変更により、操舵初期の応答性を向上。
シャシー制御系(AVS、パワーステアリング、スタビリティーコントロール)の見直しにより、操舵フィーリングと限界域でのコントロール性を向上。
(2)MT車を新規設定(「RZ」グレードのみ)
ハイパワーエンジンを操る楽しさを追求した6段マニュアルトランスミッションを新たに開発。
シフトノブはどの方向からも握りやすく操作のしやすい球体形状を採用。ノブトップには「GR」ロゴを配し、スポーティーなイメージを演出。
コンピューターがドライバーのクラッチおよびシフト操作に合わせて最適なエンジン回転数になるよう制御(自動ブリッピング)する「iMT」を搭載。
マニュアルトランスミッション専用の室内サウンドチューニングにより加速時の盛り上がりを演出。
(3) 新デザインの鍛造19インチホイールを採用(「RZ」グレードのみ)
「GRヤリス」や「GR86」とのデザインの統一性を持たせつつ、スポーク形状や断面形状を見直すことより軽量化・高剛性化を実現。
「プレミアムチタンダークシルバー」カラーを新たに採用し、一段とレースシーンにふさわしいイメージを演出。
1本あたり1.2kgの軽量化を実現し、バネ下重量軽減による乗り心地と操縦安定性を向上。
(4)新ボディーカラー3色とタンカラー内装の採用
全グレード共通のボディーカラーとして「ボルカニックアッシュグレーメタリック」と「ドーンブルーメタリック」を新たに設定。「RZ」グレードには、台数限定で新色「マットアバランチホワイトメタリック」を用意。
「RZ」グレードにメーカーオプションとしてタンカラー内装を設定。
(5)サウンドシステムの改良(「RZ」グレードおよび「SZ-R」グレード)
JBLプレミアムサウンドシステムのサウンドチューニング最適化により、カーオーディオの音質を向上。