私は40歳を過ぎて独身です。本当に辛い毎日を送っています。

ある日、同居している15歳になる姪っ子の下着類が
一切合切盗まれるという事件が起きました。

あろうことか真っ先に疑われたのは私でした。
40歳過ぎて独身だということだけで
血の繋がった実の兄の娘の下着を盗んだだろうと
この弟である私が真っ先に疑われたのです。

肉親なのに。兄弟なのに。ずっと一緒に育った兄弟なのに。

ただただ40過ぎて独身だというだけで実の弟である私が
一方的に疑われたのです。とても心外で悲しいことです。
やりきれない気分で一杯です。

確かに盗んだのは私でした。
しかし、そんなことはささいな事です。論点がずれています。

私が訴えたい事は"私が犯人だという証拠もなく、犯人だと決まってないうちに"
既にこの人たちは"私を疑っていた"という事実なんです。

つまり40歳で独身だという事は常に
『気持ち悪い事をしでかすに違いない』という疑いの目で見られている、
という非情なる現実なのです。

これではまさに冤罪の温床です。
好きでこの歳になるまで籍を入れていないわけではありません。

我々40過ぎた独身中年は常にそういったいわれ無き迫害に晒されながら
毎日ビクビクして生きて行かなければならないのでしょうか?

結局私が犯人だということがバレてしまい、兄と兄の嫁は
「もう、この家から出て行ってください」と悲しそうに言いました。

ですが 私はそのような兄夫婦と姪を決して許す事はできません。
私が犯人だとわかる前から私を疑っていた、という事実は消えないからです。

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