「ヘビ寺」は何の香り?…静岡・東伊豆町の4寺院で香り付き御朱印を提供
静岡県東伊豆町の4寺院が、それぞれの寺院にちなんだ香り付きのご朱印を提供している。「香運(幸運) 御 朱印」として、6月30日まで求めることができる。
この企画は、ご朱印集めを楽しんでもらおうと、稲取地区の済広寺、栄昌院、清光院と白田地区の東泉院が昨年初めて行った。好評だったことから今年も実施し、町観光協会もPRなどで協力している。
香りは様々で、済広寺は甘さの漂う「ナイトジャスミン(夜香木)」。 檀家 の一人が昭和戦争の終了時にビルマ(現ミャンマー)から持ち帰った木が今も境内にある。
相模灘を望める東泉院は「太平洋の香り」と称し、海にちなんだ香水を使用。せっけんのような爽やかさがある。栄昌院は周辺で多く栽培されているかんきつ類の「ニューサマーオレンジ」、
清光院は初夏の境内を彩る「アジサイ」の香りを採用している。
「パワースポット」としても寺院に親しんでもらおうと、各寺院で特徴などを表した名を冠している。カヤの大木がある済広寺は「かや寺」、山腹にある栄昌院は「やま寺」。
「へび寺」の清光院にはヘビ模様の石があり、住職がヘビを飼っている。女性の副住職がいる東泉院は「あま寺」だ。
清光院の菅原大道住職(48)は「それぞれの寺院に見所があり、観光目的でも十分楽しめる。多くの人に気軽に来てほしい」と話している。問い合わせは同協会(0557・95・0700)へ。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220430-OYT1T50223/
寺に伝わる蛇石とヘビを手にする菅原住職。ご朱印の香りはアジサイでヘビではない(東伊豆町の清光院で)
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