観光船社長、航行中に営業所不在…多数の落ち度認め「基準通りなら事故回避できた可能性」

桂田社長は乗客の家族らを対象にした説明会で資料を配り、海上運送法で作成と国土交通省への届け出が義務づけられている「安全管理規程」と、それに基づく「運航基準」に複数違反していたことを明らかにした。
「基準通りに運航を行っていれば、事故の発生を回避できた可能性はあった。自覚が足りなかった。私の落ち度」と安全管理の不備を認め、謝罪した。

【桂田社長が挙げた落ち度】
 ▽船長が所定の13地点で、運航管理者に波の状況などを連絡していなかった
 ▽航行中、自身は運航管理者として営業所にいる必要があるが、病院に行っていた
 ▽運航管理者の代理となる運航管理補助者もいなかった
 ▽無線が故障していたが、携帯電話で船長と連絡を取るよう営業所の社員に指示していなかった

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220503-OYT1T50138/