https://www.yomiuri.co.jp/world/20220503-OYT1T50191/

「恐怖で震えが止まらなかった」――。

マリウポリから逃れたマリア・ブドビチェンコさん(17)が、ウクライナ国外からオンライン取材に応じ、
1か月前、現地で「選別収容所」と呼ばれる場所でロシア軍から受けた尋問の一部始終を語った。

ブドビチェンコさんと家族3人は退避ルートの小さな街ヤルタで露軍に阻止され、父と2人で収容所に連行された。
尋問室でパスポートや携帯電話のデータを調べられ、指紋を採取された。
父は尋問担当者から「ロシアをどう思うか」などと質問され、敵対的な人物かどうかを調べられた。

ブドビチェンコさんは、尋問室に通される際、兵士らの会話を耳にしたという。
「選別を通過できなかった10人以上は撃ち殺した」