ロシアが国営放送を通じて欧州の主要都市を攻撃するシミュレーション映像を公開した。

先月30日(現地時刻)、デイリーメールなど外信によると、該当映像はロシア国営TVであるChannel 1の番組「60分」で公開された。

同番組で司会者は、ロシアの核ミサイルが発射されれば、200秒前後でロンドン、パリ、ベルリンを攻撃できると述べた。ベルリンは106秒、パリは200秒、ロンドンは202秒かかると予想された。バルト海沿岸にあるロシアの飛び地・カリーニングラードからミサイルが発射された時を仮定したのだ。

司会者は「ミサイルが発射されれば英国諸島はもはや存在しなくなるだろう」と話した。また他の出演者は「英国も核兵器を保有している」とし「この戦争で生き残る人はいないだろう」と話した。

ロシアは世界で最も多い5977個の核弾頭を保有していると推定される。米国は5428個だ。ロシア国防省は最近、次世代大陸間弾道ミサイル「サルマト(RS-28)」の試験発射に成功したと発表した。サルマトの最大射程距離は1万8000㎞となっている。

プーチン大統領は先月27日(現地時刻)、サンクトペテルブルクである演説で「万が一、外部からウクライナの状況に介入しようとしてロシアに戦略的脅威を造成する場合、対応打撃は電撃的で迅速なもの」になるとし「雷のような行動が続くだろう」と述べた。

これら一連の言動は、ウクライナを支援する欧州諸国を威嚇するためのものとみられる。

https://news.nifty.com/article/world/korea/12329-1610282/
https://i.imgur.com/p9XE3mT.jpg