父アメリカンファラオは現役時代に米三冠を制したほか、アメリカ競馬の最高峰のレースとして知られるブリーダーズCクラシック(G1・ダート10ハロン)をレコード勝ちしました。

 2016年に初供用された際の種付け料は20万ドルでしたが、2022年は8万ドルに値下がりしています。理由は単純に産駒成績が物足りないため。アメリカのダート競馬に必要なパワーが乏しく、いまだにアメリカ国内ではダートのG1ウィナーが出ていません。種付け頭数も減少傾向にあります。

 しかし、日本での産駒成績は良好で、本馬を筆頭にダノンファラオ(ジャパンダートダービー)、リフレイム(オープンクラス)、エイシンアメンラー(3勝クラス)など、コンスタントに活躍馬が出ています。アメリカの1歳セリにおいて日本人にとくに好まれる種牡馬の一頭であり、フォーウィールドライブ、ヴァンゴッホと、後継種牡馬も相次いで導入されています。カフェファラオとフォーウィールドライブは、いずれも「アメリカンファラオ×モアザンレディ」という組み合わせです。https://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=50692
(この記事後、ビホルダーマイルを勝った産駒が出たので一頭ダートGT馬が出た)