世界初の「遺伝子操作された人間の赤ちゃん」の行方がわからなくなっている
https://news.yahoo.co.jp/articles/21582439a99b2df8eec728ddd4874d2c5e4c3a62

中国で誕生した世界初の「遺伝子操作された人間の赤ちゃん」。
この赤ちゃんの“生みの親”である研究者のフー・ジェンクイは世界中から批判され、
懲役3年の実刑判決を受けた。しかし、問題の赤ちゃんはいったいどこへ行ったのか。
科学者たちが中国政府に「ゲノム編集ベビー」の保護を求めている。

フー・ジェンクイが世界を驚かせたのは2018年11月。香港で開催されたヒトゲノム編集国際会議の席上で、
ゲノム編集を施した双子の赤ちゃん「ルル」と「ナナ」が誕生したことを発表した。
3人目のゲノム編集ベビー「エイミー」は双子のあとに誕生した。
3人のその後はわかっていない。

フー・ジェンクイは、ゲノム編集ツールのクリスパー・キャスナイン(CRISPR-Cas9)を
使って受精卵のDNAを書き換え、赤ちゃんがHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染しないようにしたと述べた。
父親はHIV陽性だった。この発表に世界中が猛反発。
ゲノム編集技術を生殖目的で使用するのは時期尚早だと、科学者らは声を揃えた。