ウクライナの子どもたちは今 戦火を逃れ日本で学ぶきょうだい

 「先生は優しいし、給食もおいしい。学校が好き」。そう言うと、青い目の少女は屈託なく笑った。ロシアの侵攻による戦火を逃れ、ウクライナから日本にやってきたオリビア・ジブロフスカさん(11)。弟のヤン・ジブロフスキさん(8)とともに4月から東京都千代田区の小学校に通う。

 平和なころは、父母と成人しているもう一人の姉のエーバ・ジブロフスカさん(20)との5人家族で首都キーウ(キエフ)に住んでいた。侵攻が始まった2月24日早朝、爆発音が自宅の間近で聞こえた。一家はその日のうちに自家用車で西部リビウまで避難。
3月に入って戦況が悪化すると、父はリビウに残り、母子4人だけで国境を越え、隣国ポーランドに移った。東京に長年住んでいる友人の勧めで、母のオルハ・ズラベールさん(44)は日本行きを決意。友人が紹介してくれたボランティアの助けを借りて一家のビザを取得すると、3月中旬に日本へたどり着いた。

https://mainichi.jp/articles/20220429/k00/00m/040/045000c
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