製鉄所でウクライナ軍が抵抗を続けているマリウポリについて、ロシアのペスコフ大統領報道官は、9日までの完全制圧が困難になったことを認めた。

ウクライナ南東部マリウポリでは、ロシア軍による攻撃を受けながら、ウクライナ側の部隊が製鉄所で抵抗を続けている。

タス通信によると、ロシアのペスコフ大統領報道官は、マリウポリで対ドイツ戦勝記念日の行事を実施することは不可能との見方を示し、9日までの完全制圧が難しいことを認めたという。

その戦勝記念日に向けた動きとして、ロシア国内では最近、軍登録・入隊事務所への襲撃が相次いでいる。

映像で火炎瓶が次々と投げ込まれている建物も、入隊事務所。

戦勝記念日を機に、予備兵などに総動員をかけるとの観測が強まったことによる反発とみられている。

一方、国連の安全保障理事会は、ウクライナの「平和と安全の維持に関して深い懸念」を表明する議長声明を採択した。

https://www.fnn.jp/articles/-/357011