2022年1月中旬、東京メトロは全駅構内からゴミ箱を撤去した。
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それから約4か月が経過した現在の状況を、読者から提供を受けた情報に基づいて取材した。
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情報提供者曰く、「ゴミを捨てる場所に困ってのことだと思いますが、駅のトイレの個室に放置されているゴミが増えたのではないでしょうか」。
以下の画像は、同氏が目撃した個室内の様子だ。
飲み残した酒の缶やティッシュペーパーが放置されている。
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ちなみに、奥に写っているのは履き替えた下着だ。
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実際、駅の清掃担当者はどのように認識しているのか。
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「駅のゴミ箱が撤去されて以来、トイレにゴミがよく放置されているように思うのですが、大変ですね」と声をかけると、その多くが「増えた」と回答。
「増えすぎだよ」と述べた人物もいた。
また、「全駅からゴミ箱を撤去」というのは実は正確ではなかったことも、読者からの情報により判明。
大手町駅のホームに、現在もゴミ箱が存在する。
通常のゴミ箱ではなく、ホームの中央部分に設置されたもので、取り外しが容易ではないのだろう。
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ただし、「ゴミ箱」から「空き缶・ペットボトル入れ」に変更されたというのが真相だ。
近寄ってよく見てみると、元々は「TRASH BOX」と印字されていたことが分かる。
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東京メトロはゴミ箱の撤去理由として「セキュリティ」を挙げ、ゴミ回収や清掃のコスト削減が目的ではないと説明する。
その真偽はともかく、駅構内で購入した食べ物の包装紙や空き容器を捨てる場所に困るという声が根強いのは事実だ。
しかし、だからといって、トイレ等へのゴミの放置は正当化できないというのも確かだろう。
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