東京都狛江市は7日、ロシアの侵攻を受けるウクライナを支援するチャリティーイベントを狛江駅前で開いた。同市に避難してきたマリア・ドウバシュさん(71)も参加。郷土料理「ボルシチ」を振る舞い、「ウクライナを支援し、考えてくれて、心から感謝します」と話した。

 マリアさんは3月に来日。市内で暮らす娘のナタリア・リセンコさん(42)宅に身を寄せている。

 イベントではマリアさんが監修し、市内の飲食店が調理したボルシチ500食が配られたほか、ウクライナ民謡やダンスの披露、募金活動も行われた。

 マリアさんは「市民から声を掛けられ、一人ではないと感じた」と話した。東京都中野区の男性会社員(75)はボルシチを手に「愛情がこもった極上のグルメだ」と喜んだ。

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