エルサレムで出土した11~12世紀のものとみられる陶磁器が「手りゅう弾」だったという研究結果が発表されました。研究チームは、陶磁器製の手りゅう弾が音と閃光によるかく乱目的で十字軍の要塞(ようさい)に投げ込まれた可能性があると主張しています。

新たにカナダ・レイクヘッド大学のカーニー・マシソン氏が発表した論文は、1960年代にエルサレム旧市街のアルメニア人街区で出土した壺の1つが手りゅう弾として用いられていた可能性があるという内容。

マシソン氏らは光学顕微鏡やガスクロマトグラフィー質量分析を使い、爆発性物質として典型的な硝酸カリウムと硫黄の濃度が壺の内側で有意に高くなっていることを確認したとのこと。
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https://gigazine.net/news/20220507-ancient-hand-grenades-medieval-jerusalem/