GKと1対1のビッグチャンスを逃す

 5月7日に開催されたラ・リーガ第35節で、久保建英が所属する16位のマジョルカ(勝点32)は、18位のグラナダ(同31)とホームで対戦。残留を争うライバルに2-6の大敗を喫した。

 開始6分にCKからあっさり先制を許すと、27分に久保のクロスからサルバ・セビージャがゴラッソを叩き込んで追いついたものの、後半にまさかの5失点。ホームでなす術なく敗れている。

 2試合ぶりの先発で右サイドハーフに入った久保は、開始4分にGKと1対1になるビッグチャンスを迎えたが、これを決め切れず。15分にはスルーパスでチャンスを創出したが、ここも主砲ヴェダト・ムリチがシュートをDFにブロックされた。

 3点目に繋がるボールロストをした後半は疲れも見えるなか、ハビエル・アギーレ監督は85分まで引っ張ったものの、ほとんど存在感を発揮できなかった。

 そんな日本代表MFに、スペイン全国紙の『MARCA』は「0点」(3点~0点)の辛辣評価(先発6人が0点)。『AS』紙は「1点」だった。

 また、マジョルカの地元紙『Ultima Hora』は立ち上がりの決定機逸の場面を取り上げ、「議論の余地なし。グラナダを目覚めさせただけだった」とこき下ろしている。

 もはや個人の問題ではなく、チームとして崩れたマジョルカ。残り3試合で残留を勝ち取れるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部2022年05月08日
https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=109234