男性は数え年で25歳と42歳、女性は19歳と33歳などが厄年とされています。中でも男性の42歳と女性の33歳は大厄と呼ばれていて、その前後1年ずつに、前厄と後厄があることを考えると、男性で危ない年齢は、25歳、41歳から43歳。女性は19歳と32歳から34歳ということになります。
こういう古くからの言い伝えの正しさはさておき、心理学においても、「こういう年齢は危ないんだよ」ということが明らかにされているのです。その年齢というのは「9 がつく年齢」。
つまり、19歳、29歳、39歳、49歳、59歳、69歳ということです。覚えやすいので、ぜひ9 がつく年齢になる人は気をつけてください。
「9がつく年齢が危ない」と指摘しているのはニューヨーク大学のアダム・アルター。
アルターによると、私たちは、これから次の10年に突入するのだ、という年齢になると、何か新しいことを始めようとするらしいのです。新しい自分に生まれ変わるチャンスだ、と思うのでしょうか。
もちろん、新しいことにチャレンジしようとするのは素晴らしいことだとは思いますが、年齢を考えずに無茶な運動を始めてみたり、いきなり仕事を辞めてみようとしたり、浮気をしようとしたり、家族に迷惑をかけてしまうようなこともしてしまう危険性が高くなるので、その点は注意してください。
「私の能力は、こんなものではない」
「現状の自分は、本当の自分ではない」
「私には、もっと違う可能性があるはずだ」
そんなふうに感じてしまいがちなのが、9がつく年齢のとき。
私自身を振り返ってみても、たしかに19歳、29歳、39歳のときには、何となく気分が動揺したり、不安を感じたり、何か新しいことを始めたい気持ちが高まっていたように思います。といっても、私の場合には、趣味がどんどん増えるくらいですみましたが。
「挑戦」自体はいいのだが…
人生には、いろいろな節目があるものですが、そういう節目に立ったとき、人間はおかしなことをし始める可能性が高くなるのです。https://news.livedoor.com/article/detail/22124829/