「市当局の犯罪だ。次のステージに進む」市役所の車30台をボコボコに “生活保護”男を逮捕 驚きのクレーマーぶり

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取材によると、山中容疑者が、多摩市で暮らし始めたのは2005年。4年後には、病気を患い、生活保護を受給するようになった。受け取っていたのは13万円余り(生活扶助7万8000円、住宅扶助5万3000円)。これに対して、当時、住んでいたアパートの家賃は6万8000円だった。

多摩市の担当者は、山中容疑者に対して、家賃の安いアパートに引っ越すよう進言していたそうだ。しかし山中容疑者は「狭いところは嫌だ。住み慣れたので出て行きたくない」などと、なかなか聞き入れなかったとのこと。

案の定、山中容疑者は、アパートの更新料が払えなくなり、去年2月、ついに引っ越しを決意。多摩市では、荷物が多かったため、清掃業者を手配したという。翌3月になって、部屋を引き払うための作業が、2日間に渡って行われたそうだ。
「時計が捨てられた」 転居先でも近隣トラブルに

引っ越しに際しては、必要なもの・捨てるものを、事前に仕分けしておく段取りになっていたとのこと。ところが、引っ越し作業が行われた2日目の夕方、山中容疑者が、突然、「時計が入ったボックスが捨てられている」などとクレームをつけ始めたそうだ。

多摩市では、業者との間で、直接、話し合いの場を設けたが、山中容疑者は納得せず。5月には、市長に対して、山中容疑者の名前で、「市当局の犯罪だ。回答なくば次のステージに進むことになる」などと書かれた手紙が届いたという。

さらに、転居先のアパートでも、去年8月から、家賃を滞納するようになったという山中容疑者。周囲を取材すると、その評判も悪かった。ゴミの放置などの迷惑行為を繰り返し、注意をすると、”逆ギレ”して怒鳴り返してきたという。

警視庁多摩中央署の調べ対して山中容疑者は、「自分の財産を持って行かれた不満から、仕返ししてやろうと思い、多摩市の車を狙ってガラスを割った」と供述している。