漫湖水鳥・湿地センター 池村浩明さん
「価値がある。その価値を理解することから始まるんですけれども、守るべき価値があるってことを多くの人が知ることじゃないかとは思うんですけど」

漫湖は1999年5月全国で11番目、県内では初めてラムサール条約の登録湿地になりました。漫湖水鳥・湿地センターは、そんな漫湖を生かす様々な活動を支援するための拠点施設として、環境省によって設置されました。

県内には現在、漫湖をはじめ5か所の登録湿地があります。

漫湖水鳥・湿地センター 池村浩明さん
「干潟はちょうど川と海、それから陸をつなぐ働きを持っていまして、川の上流から運ばれてくるいろいろな有機物であったりとか、
我々人間の生活が出す汚れなどを干潟に暮らす生き物たちが分解してくれて綺麗になった水が海に流れる。そういう意味からすると一つは干潟の水質浄化の働きがあります」

漫湖のように海に面した河口の環境だけが湿地ではありません。小さな池や、田んぼ。人工物で言えば、ダムも湿地です。
人間と自然の存続に欠かせない「水の循環」を担う湿地の生態系。その価値はイメージしにくいかもしれませんが、確実に私たちの暮らしを支えています。

池村さん)「ここに実は生き物が隠れています」
男の子)「いた!これ」
池村さん)「貝の仲間です、ゴマセンベイアワモチ。こういうコマセンベイアワモチもこういう干潟にしか暮らせません干潟歩いてみてわかったと思います本当は今みんなが立っているこの場所も 柔らかかったです。周りの影響を受けて少しずつ干潟の環境が変わってきています。どっちかというと健康じゃなくなってきています。今ちょうど その変化が起きている最中の干潟をみんなに知ってもらうことが出来ました

女の子)「思ったよりもわかりにくかった、もうちょっとはっきりしているかと思った」
池村さん)「わかりにくかった大事ですね。図鑑とか教科書はわかりやすいものを使っているので必ずしもその通りにはいかないものがいっぱいです。自然とかね。わかりにくかったすごい大事ですね」

男の子)「今日干潟に入って、前よりもゴミもあったし、なんかメチャメチャになってた」
池村)「ゴミ拾いの大事さをみんなわかってくれて嬉しいです。ありがとうございました」
https://news.yahoo.co.jp/articles/308624ca64b9f3fde0bef4689ff61d162e389c79