Western Digital Corporation(本社:アメリカ カリフォルニア州)は2022年5月9日(現地時間)、CMR技術を採用する22TB HDDとSuperSMR技術を採用する26TB HDDを発表。主要顧客向けにサンプル出荷を開始した。

今回発表されたのは大量のデータを保存する必要があるクラウドデータセンター向けの製品で、データを安全かつ高速に扱うことができる「OptiNAND」や、ドライブ内の摩擦を低減するためにヘリウムを充填する「HelioSeal」、トリプルステージアクチュエータなどの機能を採用する。

CMR採用HDDとして今回22TBモデルが追加されたのは「Ultrastar DC HC570 HDD」シリーズで、内部には容量2.2TBのプラッタを10枚実装する。

UltraSMR採用HDDとして今回26TBモデルが追加されたのは「Ultrastar DC HC670 UltraSMR HDD」シリーズで、こちらは1インチあたりのトラック数を増やす高度なエラー訂正アルゴリズムを採用することで、1枚あたりの容量を2.6TBに引き上げた高密度プラッタを10枚実装する。

https://www.gdm.or.jp/pressrelease/2022/0510/438410